Base Ball Bearの"LIVE IN LIVE〜IN YOUR HOME〜"で思い出した青春と今
Base Ball Bearがコロナ禍でライブができない状況を逆手に取り、"LIVE IN LIVE〜IN YOUR HOME〜"という配信タイプのライブを開催しています。
ライブグッズまで作って販売していました。配信も有料でもよかったでしょ、と思えるクオリティです。
毎週一曲配信され、MCもありました。
残すところあと一曲になってしまいましたが、アンコールもあるのでは?とちょっと期待しています。
私はベボベの超熱烈なファンであるかというとそうとは言えないのですが、学生の頃にめちゃくちゃ聞いていました。
スクールオブロックというラジオでコーナーを持っていた事が出会いのきっかけでした。B組の講師といえば、ベボベ。ほんとにベボベはラジオではアーティストではなくコメディアンでした。
そんな昔聴いてた、最近はたまにしか聴かなくなっちゃったなーというベボベの曲を今回の企画で改めて聴いて驚かされた事がありました。
学生の頃、ベボベの曲は青春を歌った学生にどストレートな曲だと感じていました。
と同時に、こんな青臭い(良い意味で)曲をベボベが歳を重ねたり、リスナー側が歳を重ねたら響かなくなっちゃうんじゃないの?と思っていました。
しかしそんなバカな発想をしていた当時の自分が現在は恥ずかしく感じています。
ベボベがすごいのは、あんなに青臭い(良い意味)曲が歳を重ねても響くという事です。
歌詞を見る角度が変わるんですよね。
学生は「分かる分かる!」
大人になった人たちは「懐かしい、こんな気持ちがあったな」ってなるし、「あれ、でもこれって学生じゃなくても今の自分にも当てはまるんじゃないの?」ともなるような。
例えば、「17才」という曲。
もう17才って言っちゃってますからね、言わずともセブンティーン狙い撃ちですよ。
その「17才」の一説に、
二度と無い季節が通り過ぎていくよ
何もない感覚 昇っていく階段
というものがあります。
当時は、学生なんてその時だけだもんな、でも確かにまだ進路も決まらずにふわふわしている自分がいて、それでも時という階段は昇らなきゃいけなくて。
そんな解釈をして、こいちゃん天才かよ!!って1人で思ってました。
でもこれって17才に限った話じゃないな、って思いました。
学生が終わって社会人になった今も、時の進むスピードは変わらないし、現在はすぐ過去になって行く。同じ季節は二度と無い。
なんとなく社会人になってレールの上を進んでいる人もいるだろうし、それでも年齢の階段は昇りたくなくても昇っている。
ベボベにその意図がなくても、年齢に関わらずここまで刺さる曲があるという事は幸せな事だと思いました。
青春を忘れても取り戻せる場所、それがBase Ball Bearの音楽だと今回の企画で実感する事ができました。
結局何が言いたいのか分からない感じになりましたが、青臭い(褒め言葉)曲に歳を重ねても助けられたのが幸せだったので書いてみました。